挫折から立ち直るまでの人生のしのぎかた
『フェニックスと呼んでくれ』西日で溶けたアイスクリーム。風はふいていますか?
挫折したとき、そこからなんとか元気を持ちなおすまでどう生きていけばいいだろう?
そう、誰も教えてくれないんだ。
まわりに信用できる友達の一人くらいいるかもしれない。僕も相談くらいはしたかもしれない。
でも、解決はしなかった気がする。
なぜなら、友達がいくら信用できる人間でも、挫折によって自分自身を信用することができなくなっているから。

信じれるものがない状態で、挫折から立ち直るまで、どうしのいでいけばいいだろう?
しのぐ、と言うよりは、忍ぶ。耐え忍ぶ。耐え、忍ばなければならない。
でも、僕の場合、覚悟を決めたわけではなかった。
振り返ってみると、今まで耐え忍んできたんだろうなと、なんとなく思える。
無理をすることはないんだ。いや、挫折したことで、いろいろすでに無理なんだ。
それでも、未来のために今を耐え忍ばなければならない、と誰かが、未来の自分でも、教えてくれていたら、
耐え忍ぶということに覚悟を持って挑めたはずなんだ。
覚悟は、自分自身を信用することに似ている。
自分自身を信用することができるようになれば、心配してくれている友達の好意も自分への力として初めて受け取ることができるんだ。

挫折を味わって手元に何もない状態。ましてや覚悟なんて。
でもここから生きてゆく限りは、必ず困難にさらされる。
生きてゆかない、という選択肢も頭に浮かぶかもしれない。
いずれは必ずやってくる死。自分が納得できるときに。そう思ってもみたけど、僕の場合、そのときはこなかった。
今、死に方を考えられないなら、まだ猶予があると思っているなら、生き方を考えてみてほしい。
必ず、必ず困難にさらされる。
でも、もしそのことがわかったのなら、それはもう未来への覚悟とも呼べるだろう。
耐え忍ぶことができるのか?僕は、ただ逃げてただけかもしれない。
それでも、挫折という底から、未来というここへ辿り着く。
耐えていようが、逃げていようが、死ぬまでの、人生というものが確かにある。
「確かにある」ものに向かっているだけなんだ。
耐えていれば強い未来がやってくるかもしれない。逃げていても何かを見つけるかもしれない。
必死であることに変わりはないんだ。
生きてゆく、ゆかないの選択肢。そこからの死ぬまでの未来が、人生が『確かにある』んだ。
確かにあるものなんだ。自分自身をこそ信用して、向き合える。
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